2021/11/02 Von Millerトレード放出

Denver BroncosはOLB Von MillerをトレードでLA Ramsへ放出。見返りとして22年のドラフト2順、3順権を得た。またMillerの今季残りサラリーの9.7ミリオンのうち9ミリオンはBroncosが支払うという。Ramsはキャップ枠が少ない状態。Broncosはサラリーを持つのでチーム再建のため、Millerを引き取ってもらった形になる。
32才のMillerは今季がBroncosとの契約最終年。2011年のドラフト全体2番目指名のMillerはその年の守備新人王。翌年18.5サックを記録。その後薬物使用で出場停止、靱帯断裂などもあったが出場すればリーグトップクラスのパスラッシャーとして君臨。2015年のスーパーボウル制覇シーズンはDeMarucs Wareと共にNFL最強のパスラッシュコンビを形成。Broncos在籍の今日まで10.5シーズンで8度のプロボウル、110.5サックを記録している。しかし2018年シーズンの14.5サック以降は怪我がち。19年は8サックと2013年の靱帯断裂シーズン以来の一桁サックに終わり、今季も開幕から4試合は好調で9月の月間守備MVPも以降は沈黙。今季ここまで4.5サック。来季BroncosはMillerと高額な長期契約は結ぶことはないと考えられており、チームの不振もありトレードも噂されていた。それでもWashington戦で足首の怪我で欠場したMillerは次戦のDallas戦には間に合うだろうとFangioヘッドはMillerの出場を前向きに考えていた。
なお現在の情報は情報筋からのもの、であり公式なものではない。トレードがオフィシャルになる前にMillerはRamsの身体テストを受け、パス後公式にトレード成立になる見込み。

トレードはMillerだけで終わらないかもしれない。開幕先発CB Kyle Fullerの放出も噂されている。怪我人リストにいるEssang BasseyとMichael Ojemudiaが間もなく練習復帰とFangioヘッド。2人の回復が見込めれば現地2日締め切り前にFullerの放出も可能性が。