ステージ2の慢性外傷性脳症(CTE)と診断された故Demaryius Thomas。
Thomasのお母さんはThomasが愛したフットボールがThomasの死を早めた、と声明を出しているが、実際Thomasの場合、慢性外傷性脳症の原因がフットボールによるものか、2019年に交通事故で頭を強打したものなのかは不明。
Thomasは昨年12月に自宅で死亡しているところを発見された。ボストン大学のCTE CenterのDr. Ann McKeeはThomasの死因はてんかん発作による突然死と見ていると話している。McKeeは神経病理学者でThomasの脳を診断している。
「CTEは死を招く病気ではなく、行動を変えたり、その人格を変える病気」と話し、またてんかん発作はCTEが原因で出るものではないという。Thomasのてんかんは現役末期から出ており、チームメイトからも心配されていたほどだったという。
今回ThomasがCTEの診断を受けていると遺族の発表を行った脳震盪レガシー財団のDr. Chris Nowinskiは
「彼がビッグヒットを受けたとしても、我々はワイドレシーバーというポジションの選手がフットボールによりCTEになるとはあまり考えていない。特に彼のように高校からフットボールを始めた選手には特に」と話している。
「今回の発表は、NFLの現役、引退選手への喚起を目的としている。たとえ安全なフットボールでもCTEを完全に防ぐことは出来ない。発表により、皆が解決するための考えを持ってくれればと思っている」と話している。
WRではないがTEで元NEでプレイし、殺人収監されていた刑務所で自殺したAaron HernandezはThomasより重いステージ4のCTEと死後に脳の検査で診断されている。診断した医師はThomasの診断を行った上記ボストン大学のDr. Ann McKee。
- 2022/07/07(木) 01:31:05|
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