スーパーボウルウィークにまさかのビッグニュースが。Washington RedskinsとKC Chiefs間でトレード合意。Washington が2018年のドラフト3順、18年シーズンが3年目となる小柄なスロットコーナーKendall Fullerを見返りに、KCからAlex Smithを迎える。SmithはKCとは今季が契約最終年で17ミリオンのサラリーだったが、すでにWashingtonとは延長契約に合意、4年84ミリオン、うち保障71ミリオン。年平均は23.5ミリオンとなる。33才のSmithはFAで2度目の大型契約を勝ち取った。トレードが正式なものになるのは3月14日のNFLの18年シーズンクックオフデーまで待たなくてはいけない。BroncosもSmithにはある程度の興味を持っており、KC側にある程度の問い合わせ程度はしてたのではとも推測されているが、西地区のライバル同士だけにKC、Broncos間でのトレードは現実的なものではないと見られていた。
SmithのWashington移籍でこの3年Washingtonの先発QBだったKirk CousinsのFA市場へ流れることは決定的となった。BroncosのFAのメインターゲットと見られCleveland、NY Jets、Buffalo、Arizonaなどが強豪相手になるのではと予想されている。Blake Bortlesで来季もいくと見られるJacksonvilleの参入も可能性もある。Cousins は2017年のMatthew Staffordの5年135ミリオンを超える契約となると予想されている。
BroncosはCousins獲得合戦に敗れた場合、Minnesota3人衆の漏れた選手、もしくはTyrod Taylorなど18ミリオン以下の選手の獲得を目指し、ドラフト1位5番目でQB指名というプランも予想される。
さて現実的にBroncosはCousins獲得が成功する見込みはどれだけあるのだろうか。NBCではBroncosのキャップスペースは28ミリオンと伝えており、ここから自軍FAやドラフト選手の費用を引くと、とても大型FA選手の獲得は出来ない。今後はTalibカット、またはWRのD Thomasの契約見直し、出来なければThomasもしくはE Sandersのカットなど費用捻出を計ったとしてもキャップスペースすっかすかのClevelandやNY Jetsとオークション状態となると太刀打ちできない。とはいえCosuinsは先月のprofootballtalkのPFT LiveでFAでチームを決める際の条件として
「お金が問題かって?確かにその1つだよ。ただ全てではない。勝つことが大事なんだ。それが僕の最も重要なことでそのために犠牲も払うし、勝つ可能性を最大限にあげるまでやることは全部やる。それが最も重要なことだよ」と話している。
BroncosのCousins勧誘の強みはリーグ3位の守備があること、WRにThomasとSandersとプロボウラーが揃っていること。そしてCJ Andersonが1000yラッシュを達成していること。そしてそれらをネタに、FA選手の釣り上げに関しては圧倒的な交渉力を持つJohn Elwayがいること。
なおJohn Elwayは明日はゴルフ。いつもスーパーボウル直前に行われているPhoenix Openの水曜日のプロアマ大会が開催。Elway他NFL関係ではJohn Elway、Larry Fitzgerald、Bruce Arians、Patrick Petersonの開催地フェニックスの地元アリゾナ組他Emmitt Smith、Tim Brown、Jay Feelyらが参加する。日本の松山英樹がこの大会2連覇中。3連覇をかけて今年も参戦。プロアマではFeelyと同じグループで回る。元キッカーのFeelyはCBSでNFLアナリストをしている。
- 2018/01/31(水) 23:11:47|
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