長らくDenverメディアの王様だったDenver Post。
春先にリストラを敢行しライターをばかすか解雇。会社の方針の嫌気がさした古参ライターも辞任するなど、記事の質も低下。BroncosビートライターだったNicki Jhabvalaもリストラ対象ではなかったが、新しく立ち上がった有料スポーツサイトThe Athleticに移籍。DP紙のBroncos番はとりあえずシーズンが終わったColorado Avalancheの番記者を暫定的に回すも、ドラフト開催中にも申し訳程度のドラフト指名選手の情報をアップするだけ。一方離脱したJhabvalaは移籍先有料サイトにばんばん記事を投稿。金払ってないから読めないんだけどね・・・・。とうことで頼りになる地元メディアの幅がどんどん狭くなる中、NBC系のDenver地元局9news.comのMike KlisのBroncosドラフト1順の裏話記事抄訳は以下。
Broncosはトレードダウンで指名権を増やすチャンスを諦めBradley Chubbを全体5番目で指名した。Shaquon Barkley、Sam Darnold、Chub or トレードダウン。
情報筋によるとBroncosはBaker Mayfield評価は高くなくもし5番目に残っていても指名しなかったという。Josh Rose、Josh Allen、そしてDarnoldとMayfield。BroncosのQB Big4でターゲットとなっていたのはDarnoldのみ。ElwayはChubbを今季ドラフトのベスト守備選手だけではなくRB Barkleyとともに今ドラフト最高の選手と評価。Barkleyは2番目のNY Giants、Darnoldは3番目のNY Jetsが指名。
もしBarkleyとDarnoldが全体5番目まで残っていたら、Elwayの指名が誰だったかはわからない。もし4番目でClevelandがChubbを指名していればBroncosは全体12番目を持つBuffaloとトレードダウン。情報筋によるとBroncosはBillsの1順12番目、22番目に加え、2順の53、56番目うち1つを受け取ることになっていたという。Denverは1順全体5番目に加え3順71番目、99番目の1つをBuffaloへ差し出すという内容だった。
しかしClevelandがChubbをパス。Buffaloへ連絡、トレードはなし。そしてBroncosの次の全体6番目を持つIndianapolisがChubbを指名したくBroncosに連絡を入れてきた。Broncosは5番目に止まりChubbを指名。もしChubbが残っておらずトレードダウンしていた場合、Broncosは12番目でLB Raquan Smithが指名候補だったのかもしれない。ただしSmithはChicagoに全体8番目で指名された。
ドラフト初日に最高最強の守備選手を手にいれたBroncosの2日目のドラフト方針は大きく攻撃サイドに傾いた。WR Courtland Sutton、RB Royce Freemanら強力な武器を指名。
ドラフトの成功はすぐには判断出来ないが、可能性として18年ドラフトはJohn Elwayが2011年にGMとなってから最高のドラフトになり得るものになった。
Broncosのドラフト外新人FA選手
Phillip Lindsay, RB, CU地元出身でBroncosは大学開催のプロデイ当時から高く評価。5-8に190パウンドの小型バックながらウルトラワークホース。17年シーズンに301キャリー1474ヤード14TDの記録を残している。LindsayはBroncos Futures Football Programに参加していた経験もあり球団にも知っている関係者も多い。ドラフト中に何度もBroncosからLindsayに連絡が入っており、特に3日目となるとかなり電話で話をしていたとLindsay。Lindsayの大学でのプロデイでの評価が高く、Lindsayは
「多くの球団からコンタクトがあった」とBroncos決定後話している。
LindsayはTwitterで
「BroncosとJohn Elwayに感謝したい。僕を信じ、僕と契約してくれてありがとう。自分の故郷のチームのメンバーになれるなんて楽しみだよ」とつぶやいている。サイズから常にアンダー評価だったフットボール人生。常にとんでもない練習量で見返してきた。BroncosバックフィールドはBooker、Henderson、そして今季ドラフトでFreemanとWilliamsと2人指名とロースター争いが激化。Lindsayの開幕ロースターは厳しいかもしれないがLindsayには強みもある。Lindsayは大学1年、2年の2年間Colorado大のエースリターナー。Broncosは今季リターナー候補となる選手を補強していないので、スペシャルチームでの貢献度が認められればロースター残留が期待出来る。
「パントリターン、キックオフリターン。何でもやる。僕はフットボールが大好きなんだ。ブロッキングも出来るしランも当然だし、キャッチも出来る。タックルだって出来る。僕はアスリートなんだ。高速のエレクトリック選手。これが僕の武器になると思っている」とLindsay。
Jeff Holland, OLB, Auburnジュニアでドラフトにアーリーエントリーも指名されずだった。6-2に249パウンドのエッジラッシャーで昨年は10サック。大学に3年在籍も最初の2年は補欠。実質1年のみのプレイ。経験不足、4-3エンドとしては小さすぎる、3-4OLBとしてはスピードが足りない、とどこに入れるにしても何かが必ず欠けているとされながら、パスラッシュ能力のみならかなりのレベルと評価されていた。
Trey Marshall, S, Florida State6-0、210パウンド。17シーズンは44タックルでハードヒットが売り。大学のセカンダリーのリーダーだった。
Jimmy Williams, WR, East Carolina 5-11、189パウンド。昨年は7試合出場25キャッチ、352ヤード。
Lowell Lotulelei, DT, Utah 6-2、315パウンド。13年のCarolina Panthersのドラフト1順DT Star Lotuleleiの弟。強くてパワフル。攻撃ラインを破壊する能力を持つが使うテクニックが限られ、またプレイの変化についていけない。16年シーズンは素晴らしい活躍で17年シーズン前にはドラフト上位候補と言われていたが不振のシーズンとなり、評価を大きく下げていた。
Austin Schlottman, OL, TCU6-5、296パウンド。大学ではガードとセンター。先発は2年間。16年シーズンは1000スナップ連続でQBサックの責任者にならなかった。
Leon Johnson, OL, Temple 6-5に310パウンド。17年シーズンは怪我に泣かされながらも全試合に出場。本人は100%にはかなり遠い状態だったと話していた。Temple大はBroncos同様、攻撃ラインはいろいろな位置を守れるよう練習する大学。大学でのキャリア最初はガードが多かったが昨年はLT。本人は
「センターでもやれるよ。大学では全ての位置で練習していたしね」と話している。
ロースターどうすんだこれ状態。特にWRはとんでもない人数に。
WRは現在12人。去年のWRの開幕ロースターはThomas、Sanders、 Fowler、Taylor、 Latimer、McKenzieの6人だった。
1 Demaryius Thomas先発確定
2 Emmanuel Sanders先発確定
3 Courtland Sutton今年のドラフト2順。Elwayがまだ原石と話す。今年から出番も本格化は来季以降か。Suttonの評価次第では来年ThomasかSandersのどちらかは退団となるかもしれない。
4 DaeSean Hamilton 今年のドラフト4順。スロットとして今年に限ってはもしかしてSutton以上の成績の期待とDenver公式サイトのライターAndrew Masonがラジオで話していた。
5 Carlos Henderson昨年のドラフト3順 昨年全休 昨年は怪我前からOTAでずたぼろ。そもそも練習で何をやっていいのかもわからずふらふら状態のところ怪我。実質今年が初年度。
6 Isaiah McKenzie昨年のドラフト5順。リターナーでファンブルばかりで干される。
7 Jordan Taylor人気のTaylorも15年入団から4年目。臀部の手術でOTA出遅れ。
他
8 Kenny Bell
9 River Cracraft,
10 Jordan Leslie
11 Tim Patrick
12 Jimmy Williams
このうち最低半分カットか・・・。
TEは現在6人。昨年のTEの開幕ロースターはGreen、Heuerman、AJ Derbyの3人。
1 Austin Traylor昨年シーズン終盤に一番プレイスナップが多かった。もしかして隠れた本命エースなのか。
2 Jake Butt 昨年全休。期待のプレイメイカーついに本格始動。
3 Troy Fumagalli今年のドラフト5順。ランオリエンテッドオフェンスのWisconsin大で46キャッチ547yのレシーブ記録。
4 Jeff Heuerman未完の大器、そろそろ・・・。
他
5 Matt LaCosse
6 Matt Parker
WRとTEは激しい競争になりそうだ。
- 2018/04/29(日) 19:37:03|
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